MFJ全日本ロードレース選手権第三戦、モテギラウンド終了です。

 

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MFJ全日本ロードレース選手権第三戦、ツインリンクモテギでのJSB1000が終了しました。
当社がサポートする中冨伸一選手は、決勝で8位でした。

練習日の金曜日は雨の中での走行。
今回より大容量のオービトロン パワーモジュールを搭載しての走行です。
用意したのは軽量で立ち上がり重視のAタイプと、重量はあるものの高速性能重視のBタイプの2種類。
どちらを使用したかはお話しできませんが、この練習走行の時から好感触だったようです。
しかしながらマシンのセッティングをどうするか悩んでいたようで、最終的な結論は予選まで持ち越し。

今回の予選はQ1からQ3の3ラウンド。
Q1ではすべてのライダーがタイムを争い、上位の10台のうちのTOP3はQ3へ、4位から10位までの7台はQ2で再度争い、Q2での上位3台がQ1でのTOP3とQ3で更にタイムを争うというもの。

中冨選手はQ1で当初14位程度と振るわなかったのですが、ピットインしてセッティング変更後にタイムを縮め、10位で終えました。
続くQ2では更に健闘して3位で終了。
Q3まで進み6位となり、決勝では6番グリッドからスタートすることとなりました。

決勝当日は良いお天気に恵まれましたが、気温の上昇と共に路面温度も急上昇。
一転して厳しい条件となりました。
6番手でスタートした後は一旦順位を落としましたが、後半で完全に取り戻すまでにはいかず、8位でフィニッシュとなりました。

今回から大容量のパワーモジュールに切り替えましたが、装着してからテストする時間も少なく、ぶっつけ本番のような状況。
少ない時間の中でようやく見えてきた手応えでした。
パワーモジュールはAタイプなのかBタイプなのか、そして新しく開発したスパイラル状にあるホースに巻くテープを含め、次回6月末のスポーツランド菅生での第五戦に向け、調整が続くでしょう。
当社では取り扱い困難ではあるけれども、高エネルギーを放出する新たな素材を入手し、より大きなエネルギーを出すパワーモジュール用の新型コアにも取り組んで行きたいと考えています。
さて、少しだけセッティングについて情報をいただきましたが、常識では考えられない変更を行ったようです。

次回の菅生に向けて、より一層の努力をします。

 

 

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中冨伸一選手の特別仕様のパワーモジュールが完成です。

広岡さんの写真

MFJ全日本ロードレース選手権JSB1000クラスで戦う中冨伸一選手用の特別仕様のパワーモジュールが完成しました。
本日、発送いたしました。

 

 

 

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特別仕様品は、フラッグシップのパワーモジュールX12Rの約6倍の能力です。
今回はA仕様とB仕様の2タイプを作りましたが、特性の違いからコースによって使い分けができるようにしています。
なんとか次のモテギに間に合い、ホッとしています。
動作確認のために乗用車でテストしましたが、フラッグシップモデルのX12Rが霞むほどです。

 

 

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それから今回はもう一つ。
開発中のテープです。
こちらはブローバイホースにスパイラル状に巻くものです。
右の3本と左の2本は素材が異なります。
右の3本は高い性能を発揮しますが劣化が激しく、長期に安定した性能を維持できません。
逆に左の2本は金属特性として安定しており、劣化はまずありません。
ただし、効果としては右の3本に劣ります。
このテープにはどのように作用するかというと、鋭いレスポンスと全回転域での力強さを発揮しますが、一方でバックトルクをかなり緩和する作用があります。
アクセルオフ時には2サイクルのような効きの弱さで、マシンの操縦性が軽くなり不安定になります。
そこを積極的にコントロールしたい場合には有効で、バックトルクを緩和したいという中冨選手のニーズに合致する可能性は大きいと考えています。

今週末のモテギでどのような評価になるのか、楽しみです。

 

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試作品CとDの走行テスト

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あまりきれいではない装着ですが、本日CとDの走行試験を行いました。
まずCですが、ベースのAから付け替えると、明らかに低速域が変わります。
エンジンを回したときも、俊敏な回転上昇をします。
これは大当たりです。
見栄えや装着方法を考える必要がありますが、Aから比較すると圧倒的なパワーです。

さて、100kmほど走行したところでDに変更です。
走り出して驚いたのは、AからCに付け替えたときのような変化があります。
エンジンもすばらしく、研ぎ澄まされた感じがします。

市販用には品質が安定したC、そしてコンペティション用にはより高い能力のDで決定です。
もう少しテストを重ねてから製品化するための見栄えをどうするか検討します。

 

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試作品のテスト

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マツダCX-5のディーゼルでテスト継続中。
少しの距離だがCをテストしてみた。
これに関しては過度な期待はしていなかったのだが、装着直後から明らかな変化があり、走り始めて驚いた。
CX-5はすでにいろんな製品を装着していて、効果としてはMAXの状態だと思っていた。
その状態で更に大きな変化があるというのは、かなり期待できるということである。

そして明日になるが、最終のDのテスト。
このDという素材はかなり厄介で、すぐに劣化してしまう。
過去に色々と実験しているが、ほぼコンペティション用と考えた方が良いだろう。
しかし以前の実験から、高い性能を出すのはわかっている。
市販用はCで、コンペティション用はDになるだろうか?

 

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試作品の改良

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まずは素材の見直しと、サイズの変更。
素材の見直しに関しては、元々スタート時に使っていた素材Aを基準にB,C,Dの3種類をテストしてみたが、大きな期待をしていたBに関しては性能が出ず、不採用となった。
残るはCとDの2種類であるが、Dは大きな効果があるものの取り扱いが難しく、将来に期待をかけるが、どちらかというとコンペティション用と言う扱いにならざるを得ない。
Cに関しては加工が難問ではあるが、素材としての耐久性や効果も基準となったものよりも高く、条件としてはこれが最も適していると思われる。

さて、今度はこのCの加工性である。
幅を狭くして巻き回数を増やすこと、それから厚みを減らすことを検討中。
こうすることによって加工性はもちろんであるが、取り付けの作業性も上げられると思う。
また、厚みを変更して効果がどのように変化するか、そこも考える必要がある。
材料の調達コストは変わらないから、薄いものでも良いと言うことになれば、他の製品作りにも反映できる。

残るは外観をどう処理するか。
ある意味これが一番の難題かも知れない。

 

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スーパーエステルG-SPECの秘密

オービトロン スーパーエステルG-SPECにはハイテクナノ素材であるグラフェンが使われています。
このグラフェンは半導体の世界ではかなり研究が進められていますが、それ以外の分野でも活用方法があります。
それは潤滑です。
普通のエンジンオイルにグラフェンパウダーを混ぜるだけでも潤滑効果が上がりますが、効率を上げるには添加量を増やす必要があります。その量、およそ10WT%です。
10wt%と言っても、ピンと来ませんね。

 

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左のエンジンオイルは1QTで946ml、この1本でほぼ1Lに近い量です。
右のグラフェンは100gです。
エンジンオイルの比重は一般的に0.92前後ですから、左のエンジンオイルに右のグラフェンが9割程度入ると言うことになります。
通常、グラフェンを加えて攪拌しただけでは混ざりません。
このために分散化の機械を使って200MPaレベルの高圧で分散化させます。
こうするとうまくエステルに分散し、製品になります。
グラフェンもより細かく剥離され、エンジン内に入ったときにすぐに効果を発揮することになります。

ちなみにこのグラフェン、非常に高価なものでした。
ネット上で見られる末端価格(麻薬取引で使われる言葉、エンドユーザー価格)は、高いものは0.5gで4万円とかで出ています。
当初グラフェンを入手しようとしたときに聞いた価格は、100gで100万円でした。
この右側のボトルが100万円だったわけです。
今ではもっと安価に入手しています。
しかしながら安いと言っても以前と比較してと言う話ですから、まだまだ高価な素材であることは間違いありません。
このグラフェンが10WT%入っていると言うことは、かなり高い原価になるわけですね。

先ほど、エンジンオイルにグラフェンを10WT%混ぜると、潤滑効果が高くなると話しましたが、エンジンオイルに10WT%も入れるとコストがとても高くて使えませんね。
ここからはオービトロンの技術です。
グラフェンを分散化させたエステルをオービトロン処理すると、電子をたくさんため込みます。
これによって少ない量で効率を上げることが出来ます。
つまり添加剤としての役割です。
添加剤として、オービトロン処理をしたグラフェン分散化エステルを使う事で、エンジンオイルに対してより少ない量で効果を発揮します。
スーパーエステルG-SPECの添加量はエンジンオイルに対して1~2%ですから、エンジンオイルに対してグラフェンの量は0.01~0.02WT%になるわけです。
つまり飛躍的にコストを落とせると言うことになります。

 

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オービトロン スーパーエステルG-SPEC 本日より発売!

スーパーエステルG-SPEC100ml

オービトロンのエンジンオイル添加剤「スーパーエステルG-SPEC」が本日より発売開始です。
従来のエンジンオイル添加剤G-SPECと異なる点は、下記の点です。

1.ベースオイルがエステル100%に変更。

2.分散化によって、ハイテクナノ素材であるグラフェンの配合を飛躍的に増やす事が可能になった。

3.従来は用途別に種類があったが、今回より統合されてガソリン・ディーゼルのエンジンを問わず使えるようになった。

4.高濃度になったために従来よりも少ない量で効果を出すことができるようになった。

これによって、従来品を遙かに上回るフィーリングが実現し、また購入時に用途別で悩む必要がなくなりました。
オービトロン スーパーエステルG-SPECは、100mlの容量で12,000円税別、使用量はエンジンオイル1Lに対して1%~2%の添加です。

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先日の試作品は・・・

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仕事で使っているMAZDA CX-5ディーゼルのエンジンルームです。
右の吸気ダクトにも試作品が装着されていますが、先日アップした試作品はこちらではありません。
エンジンのカバーの右奥に見えています。

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実は、ブローバイガスのホースなんですね。
ここに簡単に巻いてみました。

オービトロンの効果は、装着直後よりも時間が経過した方が効果が大きくなるのですが、こちらも同様です。
昨日も走行テストを行いましたが、従来と比べると回転の上昇が早く、アクセルオフにしたときのフリクションの感じ方はかなり減っていました。
これから様々な素材を使って試作品を作り、テストを繰り返します。
今は試作品のレベルでカモフラージュのためにアルミ耐熱テープで覆っていますが、サイズや素材の変更も行っていきますし、当然このままの外観というわけにはいきませんから、製品化する頃には見た目もかなり良くなっているでしょう。

ブローバイホースに装着するカスタムパーツとして、クランクケース内圧を調整する「内圧コントロールバルブ」というものがあります。
これはレースによってはレギュレーションで使用できないのですが、これならば装着可能です。
しかもメンテナンスは必要ありません。
超高速域からの急激な減速では車体の挙動が不安定になりがちですが、これによって緩和される可能性があります。
また回転上昇に早さは、レースでは有利ですね。
もちろん一般道を走行する車両においても、これらはメリットになります。

それからもう一つ。
液体系のオービトロンでも新製品の開発が始まっています。
こちらもいずれ記事にしたいと思います。

 

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新製品開発中です!

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オービトロンの新製品の開発に着手しています。
幅25mmで長さ200mmの試作品です。
詳細はまだお知らせできませんが、想像以上の変化でした。

当社の新製品開発はこんなところから始まります。
最初から立派な製品ではありません。
改良に改良を重ね、十分納得してから、製品化に一歩踏み出します。
効果はあるかも知れないけれど、納得できなければ、世の中には出ません。

さてこの試作品ですが、どこに使うものかはまだ秘密です。
しかし、手応えを感じました。

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ショッピングカートにオービトロンステッカーをアップしました!

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ショッピングカートにオービトロンステッカーをアップしました。
サイズは左右が120mmで天地が38mmです。
価格は1枚400円税別となります。
ステッカーだけのご注文の場合は、クロネコヤマトのメール便でお送りいたします。

 

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