スーパーエステルG-SPECの秘密

オービトロン スーパーエステルG-SPECにはハイテクナノ素材であるグラフェンが使われています。
このグラフェンは半導体の世界ではかなり研究が進められていますが、それ以外の分野でも活用方法があります。
それは潤滑です。
普通のエンジンオイルにグラフェンパウダーを混ぜるだけでも潤滑効果が上がりますが、効率を上げるには添加量を増やす必要があります。その量、およそ10WT%です。
10wt%と言っても、ピンと来ませんね。

 

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左のエンジンオイルは1QTで946ml、この1本でほぼ1Lに近い量です。
右のグラフェンは100gです。
エンジンオイルの比重は一般的に0.92前後ですから、左のエンジンオイルに右のグラフェンが9割程度入ると言うことになります。
通常、グラフェンを加えて攪拌しただけでは混ざりません。
このために分散化の機械を使って200MPaレベルの高圧で分散化させます。
こうするとうまくエステルに分散し、製品になります。
グラフェンもより細かく剥離され、エンジン内に入ったときにすぐに効果を発揮することになります。

ちなみにこのグラフェン、非常に高価なものでした。
ネット上で見られる末端価格(麻薬取引で使われる言葉、エンドユーザー価格)は、高いものは0.5gで4万円とかで出ています。
当初グラフェンを入手しようとしたときに聞いた価格は、100gで100万円でした。
この右側のボトルが100万円だったわけです。
今ではもっと安価に入手しています。
しかしながら安いと言っても以前と比較してと言う話ですから、まだまだ高価な素材であることは間違いありません。
このグラフェンが10WT%入っていると言うことは、かなり高い原価になるわけですね。

先ほど、エンジンオイルにグラフェンを10WT%混ぜると、潤滑効果が高くなると話しましたが、エンジンオイルに10WT%も入れるとコストがとても高くて使えませんね。
ここからはオービトロンの技術です。
グラフェンを分散化させたエステルをオービトロン処理すると、電子をたくさんため込みます。
これによって少ない量で効率を上げることが出来ます。
つまり添加剤としての役割です。
添加剤として、オービトロン処理をしたグラフェン分散化エステルを使う事で、エンジンオイルに対してより少ない量で効果を発揮します。
スーパーエステルG-SPECの添加量はエンジンオイルに対して1~2%ですから、エンジンオイルに対してグラフェンの量は0.01~0.02WT%になるわけです。
つまり飛躍的にコストを落とせると言うことになります。

 

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